当院では、食材調達、調理、盛り付け、配膳、洗浄等の給食業務を全面委託しています。「大量調理マニュアル」に基づき、定期的な衛生チェックを実施し、安全な衛生管理に努めています。委託先スタッフとも「安全でおいしい食事・残食ゼロ」を目標に協力体制は万全です。
目標
「栄養をもって地域住民の疾患の改善、健康増進、生活の質向上に寄与する」
・超高齢化社会に対応した栄養管理。
・栄養管理科として地域とのかかわりを推進する。
・安定した病院経営のために業務改善とコスト削減、環境マネジメントを推進する。
・職員がやる気をもって働き、自分で考え、行動する職場環境を整える。
栄養管理科スタッフ(2022年8月現在)
管理栄養士 2名
<給食業務委託職員> 栄養士 3名 調理員 9名
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食事について
過不足している栄養を必要な分、食べていただくのは疾患の治療に大切なことです。 残さず食べていただくために、選択メニュー(毎週金曜日の昼食)、季節感のある行事食(年間概ね24食)、嗜好調査(年2回)など工夫をして食事を提供しています。 |
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主な食事の種類 常食 全粥食 やわらか食 嚥下調整食 糖質コントロール食(糖尿病など) 蛋白コントロール食(腎臓病など) 脂質コントロール食(膵臓病など) 易消化食(胃潰瘍など) 減塩食(心臓病など) |
行事食
季節の行事に合わせて、行事食を提供しています。
(行事食の例)
七夕 | 土用の丑の日 | 十五夜 |
管理栄養士は、昼食時のラウンドを通じ、患者さんとの関わりを大切に、喫食量のチェックや嗜好、形態など細やかな配慮を心がけています。
嚥下機能の低下に伴う食事摂取量の減少などに対し、看護師やリハビリテーション科など多職種で連携し、食形態の提案をしています。
常食 | やわらか食 |
(嚥下調整食の例)
ゼリー食 (学会分類2021コード1j) |
ペースト食 (学会分類2021コード2-1) |
ソフト食 (学会分類2021コード3) |
栄養食事指導について
個別栄養指導(外来・入院) 患者さん一人一人に合わせた個別の栄養食事指導を実施しています。 外来指導は継続実施できるよう次回受診日に合わせて日程調整をしています。
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栄養管理について
管理栄養士が、入院患者さんを対象に栄養管理を実施しています。一人一人の栄養状態を評価し、個々の状態に見合った適切な栄養補給の提言をしていきます。栄養状態の改善は、治療効果を高め入院期間を長引かせないメリットが期待されるため、多職種で情報共有しながら進めています。
また、院内の褥瘡チーム・糖尿病透析予防チーム・糖尿病療養指導士会の一員でもあり、褥瘡ラウンドや糖尿病教室など積極的に参加しています。
栄養は、口から食べるだけでなく静脈栄養(点滴)や経腸栄養(胃瘻など)の方法もあるため、総合的な栄養管理による改善を目指すためには多職種で栄養を考える「栄養サポートチーム」で栄養管理を行っています。
主な関連資格取得実績
- 青森県糖尿病療養指導士
- 日本糖尿病療養指導士
- 病態栄養専門管理栄養士
- がん病態栄養専門管理栄養士
- 食物アレルギー分野管理栄養士
栄養ニュース
当院の管理栄養士が徒然なるままに書き綴った「栄養ニュース」をお届けします。